花は私たちのとても身近に存在し、生活に彩りを与えてくれます。
ですが猫を飼っている方は、注意が必要です。
なんと猫にとって危険な植物はなんと700種類以上あるんです。
その中でも、花束の名脇役として多く使われるかすみ草、実は猫にとって有害な植物であること、ご存知でしたか?
最近、YouTubeで猫がかすみ草をパクパク食べている動画を見かけました。
一見微笑ましいですが、実はこれは危険な状態。
かすみ草を好んで食べる猫も多いようで、一見安全なのかと思えてしまいますが、中毒症状を起こしてしまう可能性があります。
愛猫を危険な目に遭わせることがないよう、かすみ草によって引き起こされる中毒について知っておくことが必要です。
Contents
かすみ草の中毒について
経口摂取では嘔吐・下痢、接触では皮膚炎を引き起こす可能性があります。
猫にとって最も危険とされるユリ科の花やツツジ、アジサイ等に比べると危険度は下がり、少量なら個体差にもよりますが中毒症状が出ない場合もあるようです。
しかし、愛猫家さんのブログに、かすみ草の中毒を知らず、美味しそうに食べるからと、そのまま自由にさせていたら、翌日から嘔吐が止まらず、その後数日間、体調不良で愛猫がとても辛そうだったという体験談が記されたものも見たことがあります。
危険度はユリ科の植物に比べると下がるとはいえ、愛猫のつらい姿はみたくありません。油断は禁物です。
かすみ草の仲間も危険
かすみ草はナデシコ科。
同じナデシコ科であるカーネーションやナデシコ、ハコベも中毒を引き起こす危険があります。中毒症状としても、かすみ草と同様の症状がでます。
かすみ草を食べてしまったときの対処法
猫がかすみ草を食べたり、触ってしまい体調不良がみられた場合はすぐに獣医師に相談してください。
たとえ症状が軽い場合でも、自己判断は決してせず、かすみ草との接触の可能性があることを獣医師に伝えてください。
猫が植物や花を食べたがる理由
猫は肉食動物のはずなのに、なぜ植物や花を食べてしまうのでしょうか。
実は猫が花を食べる原因は、猫が毛づくろいをする際に毛が大量にお腹に溜まってしまうことを防いだり、便秘を解消するためだと言われています。
猫は植物や花を胃の中に入れて自分の胃を刺激する事で、お腹に溜まった不要な物を体外に吐き出す努力をしているのですね。
猫にとって植物は単なる不要物を吐き出すために行うものですが、口にする植物や花には食べると毒になる物もたくさん存在しますので、代わりに猫草を与えるなど、猫を危険な目に遭わせることがないよう、飼い主さんが工夫してあげないといけません。
花を家の中で安全に楽しむ方法
今回はかすみ草の危険性についてご説明しました。
愛猫を守るためにも、部屋には花を置いたり、飾ったりしないことが一番。
私も猫を保護したことがきっかけで、部屋の生花やスワッグにしていたドライフラワーは全て撤去しました。
花のある生活からはしばらく遠のいていましたが、昔から花が好きだった私、愛猫も安心して花のある生活を楽しめる方法をみつけました。
ぜひ、みなさまにもご提案したいと思います。
それは、ハーバリウムです。
ハーバリウムとは?
ハーバリウム -herbarium-とは「植物標本」の意味。
元は押し花などの研究資料でした。
最近ではプリザーブドフラワーやドライフラワーを専用のオイルに浸し、ガラス瓶に閉じ込めたものを「ハーバリウム 」と呼んでいます。
オイルに浸すことで美しい花の色合いをお手入れ不要で長く鑑賞することができます。
光を採り込んで輝き、オイルの中でふわりと漂う花々が魅力です。
花はガラス瓶に入っているので、もちろん花粉が落ちる心配もなく、猫にも安全。
BASEでも販売しています
猫と花の危険な関係性を知らない方が意外と多く、少しでも多くの飼い主さんに知ってもらい、大好きな猫が安心して暮らせますように、そんな思いを込めてハーバリウムを製作しています。
花を贈りたいけど、猫を飼っている人には迷惑かな・・・と迷われている方にもオススメです。
どうかこれからも大切な猫とずっと楽しく過ごしましょうね。