ハーバリウムは北海道や沖縄に空輸できる?配送時の注意点や対策方法も

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ハーバリウムをご自身で製作をして、ネットショップで販売を検討している方。

また、お店で購入したハーバリウムをご自身でプレゼントとして配送を検討されている方。

ハーバリウムの配送について、どのようにしたらよいか迷われていませんか?

実はハーバリウムは、配送時に注意が必要です。

正しい知識を持ち、スムーズに配送をおこなえるように、ハーバリウムの配送時の注意点についてお話しいたします。

ハーバリウムの配送に注意が必要な理由

ハーバリウムはシリコンオイルや流動パラフィン(ミネラルオイル)をしているため、配送時、空輸が不可(航空便搭載ができない)となってしまう可能性があるのです。

本当はこのシリコンオイルや流動パラフィンは、航空法上では「非危険物」とされており、航空機に持ち込むことは法律上問題はありません。

ですが、物騒な世の中・・・最近は液体を持ち込むことが非常に難しくなっています。

そのため、運送会社によっては取り扱い自体を拒否されてしまうなんてこともあります。

ハーバリウムの配送手段

航空便搭載ができないなんて聞くと、じゃあどうやって送ればいいの・・・と不安になってしまいますが、安心してください。空がダメなら、陸か海です。

本州なら陸・北海道や沖縄・離島へ配送する場合は船での運びとなります。

ただし輸送に時間がかかりますので、お届け日まで余裕をもって準備することが必要です。

そして必ず送り状の品名には、「ハーバリウム」と明記することを忘れずに!

”インテリア雑貨”などと曖昧な記載だと、配送業者に中身を聞き取りされ、二度手間三度手間となったり、なによりうっかり空輸にまわされてしまう可能性もあります。

こうなると空港で止められて、また再度陸便で・・・なんてやっていたらどんどんお届け日が遅くなってしまいます。

どの配送業者を使うべきか

荷物を送る時、私がぱっと思いつくのは「日本郵便」「ヤマト運輸」「佐川急便」です。

この3社の中では、「ヤマト運輸・佐川急便」での発送がおすすめ。

日本郵便だと、引火点30℃以上のオイルであること、さらにそれを証明できる場合のみ、ゆうパックの陸送のみ受付可とのことですが、ハーバリウムを販売している方の中ではお断りされてしまったケースもあるようです。

ハーバリウムの配送に不安な点がある場合は、配送業者に事前にお問い合わせをしてみてくださいね。

またメルカリを利用している方は、らくらくメルカリ便であればスムーズにハーバリウムの配送が可能であると考えられます。

ヤマト運輸の集荷についてはこちら

佐川急便の集荷についてはこちら

どうしても空輸が必要なときは

ハーバリウムを航空機に持ち込むときは、使用したオイルの「SDS」を提示すれば、危険物ではないことを証明することができる場合もあります。

SDS」とは製品安全データシートのこと、いわばオイルの「取扱説明書」です。

このSDSには粘度や比重、引火点、流動点といったハーバリウムを作る時に必要な情報とともに、輸送上の注意なども掲載されています。

余談ですが最近では、ハンドメイド作品のイベントや展示会でも、主催者側がハーバリウムオイルに関するSDSの提出を求める場合もあるようです。

SDSがあれば非危険物であることは証明できますが、やはり取扱い拒否となることもありますので、必ず配送業者に事前にお問い合わせください。

SDSについて詳しくまとめた記事もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ハーバリウムはSDSがあれば空輸できる?入手方法や配送時の注意点は?

さいごに

ハーバリウムの配送についての注意をお話しさせていただきました。

せっかくの作品やプレゼントが取扱い拒否されてしまった!

配送業者にお願いしたけど、空港に行ってしまい途中でストップ!

なんて配送トラブルに巻き込まれないためにも、正しい知識を持ち、配送をお願いしましょう。